新年あけましておめでとうございます
令和6年甲辰年仏誕2590年西暦2024年を迎えました
お大師さま
弘法大師空海の言葉に
毒箭を抜かずして空しく来たるところを問い
道を聞くとも動ぜずんば
千里の何が見む
毒を塗った矢を抜くことなく、空しく、どこから飛んできたかを問います。
行くべき道を聞いても歩まなければどうして千里の先を見ることができましょうか
この世に生まれた私たちには苦しみという毒矢が刺さっているのです。
すぐに毒矢を抜かねばならないのに、放置をして見過ごしがちです。どこから矢が飛んできたのか、誰が射ったのか、矢の材質はなどと、我を見失い、矢を抜くことが遅れがちになります。
そして千里先の道の様子も尋ねたのに聞くばかりで一歩も歩出さなければどうして千里先まで行けるものかということです。
また毒矢の刺さるのを軽んじて、今はいいとか後にしようとか思い毒がじわじわ蝕んで毒が周り手遅れになることもあるわけです
ただしこれは唯毒矢を抜け、そして歩き出せと単純に行動しなさいというだけでなく、抜けば歩けばその先が見えてきて、進めば進むほど真理に近づけますと、つまりは仏に近づく一歩ですと、我々に教えてくださっています。容易ではありませんが、それを支えてくださりそのお導きを御本尊観音様が私たちに力つくしてくださいます。歩く道を示してくださいます。
観音様は菩薩さまは私たちと一緒に歩んでくださる仏様です精進するために本尊観音さんの力をみなさまにお与えてくださいます。
新年の誓いをこのお気持ちを忘れずに毎日お過ごしいただくことが大事なことと信じております
本年もどうか那古観音へ御信助いただきたくお願いいたします
本年もどうぞよろしくお願いいたします 合掌